物語 ものがたり

主人公、七緒は現代で暮らす普通の高校生。
ある日、七緒は近所の神社で催されていた夏祭りに出掛けたことが
きっかけで過去にタイムスリップしてしまう。

飛ばされた先は激動の時代といわれた江戸。
目を覚ますと見知らぬ土地、異様な風景。
現代とは明らかに違う江戸の町並みを目の前にした七緒はひどく動揺
し、困惑する。

現代への戻り方も分からず途方に暮れていた時、倉間と名乗る一人の
青年に出会い手助けをして貰う。最初は戸惑うも、江戸の町で行く当
てもない七緒は倉間の好意に甘え、知り合いの見世だという“特遊郭
「万珠屋」”へ身を寄せることとなる。

従来の遊郭とは違うその特別な見世で、七緒は少しずつ万珠屋の秘密や、
そこで働く人々の内情を知っていき、彼らとの距離を縮めていくのだった。

触れたいのに、触れられない
伝えたいのに、伝えられない
変えられない事実へのもどかしさ

裏に隠れた『真実』と『志』。
運命という大きな輪廻の中で七緒は様々な想いに触れて成長していく。

物語